インコネル・磁性材料・チタン・ニッケル・アルミ・ステンレス等の難削材におけるプレス加工条件の問題解決情報サイト「難削材プレス加工.com」

また各々の成形にはその特徴により、自ずと成形限界が以下の様に定義されます。深絞り成形では絞り力と側壁部の破断耐力との相対関係により、張り出し成形では板厚減少による破断で決ります。
また伸びフランジ成形では、縁の破断により最後に曲げ成形では、板厚方向にひずみ勾配が発生し、単純曲げでは破断が問題になることが少ないが、高張力鋼板では曲げによる割れが問題になるケースも多く見受けられます。

プレス加工において成形する際、破断を含めた多くの不良現象が発生するのがつきものですが、実際にアルミニウムにおいて、その特性をよく理解し、成形限界を把握するために当社では、深絞り技術を応用して、テストセンターにて高さの違う異形絞りを並列させて、破断が生じる成形限界の調査・検証を行いました。特に、アルミニウムは金属の中では軽量であるため、多方面で利用され、また軟らかくて、加工し易い性質を持っていることもあって、今後、益々需要が伸びることが予想されます。
こうしたテストを重ねることで、当社の絞り加工技術のノウハウが更に高まり、お客様からの多種多様なご要望に幅広く応じることが出来ると思っています。当社のテストセンターは今後共大いにご期待に沿う、高技術の発信基地として、お客様の開発・試験・試作等の様々なご用途に活用頂けるものと思っております。